耐震診断って何するの?耐震診断の安全性の評価についてとともに解説!
耐震診断を検討しているあなた、その背後には「自分の家は大丈夫なのか?」という不安や疑問があるのではないでしょうか。
また、耐震診断と一口に言っても、その内容や方法は一般的にはあまり知られていません。
今回は、耐震診断が何であるのか、その結果がどう評価されるのか、さらには耐震診断と耐震設計・補強工事の違いについて解説します。
耐震診断についての知識を深め、より安全な生活を送るための第一歩として、ぜひ参考にしてください。
□耐震診断とは?
1.一般診断法の特徴とメリット
一般診断法は、目視調査と図面の確認によって行われます。
解体作業は基本的に行わず、床下や屋根裏の確認は診断者の判断によります。
この方法は、購入前の物件や解体が難しい場合によく用いられます。
一般診断法の最大のメリットは、その手軽さと低コストです。
特に、購入前の物件で解体ができない場合や、解体が難しい自宅での耐震診断に最適です。
2.精密診断法の特徴とメリット
精密診断法では、壁・床・天井を部分的に解体して内部構造を確認します。
この方法の最大のメリットは、その精度の高さです。
精密診断法は、一般診断法よりも高い精度で耐震性を評価することができます。
そのため、より正確な耐震性の評価が求められる場合には、精密診断法が選ばれます。
3.診断と設計は別物:よくある誤解を解消
耐震診断はあくまで「耐震性を診断する」ものであり、補強のプランを提示するものではありません。
それは耐震設計の業務です。
この点は特に注意が必要で、耐震診断と耐震設計は別の専門家が行う場合もあります。
耐震診断の結果に基づいて、耐震設計や補強工事のプランが作成されるのです。
□耐震診断の安全性の評価について
・総合評点1.5以上(◎):安全性が高い
この評価を受けた場合、建物は倒壊しないと判断されます。
しかし、この評価だけで安心するのは早計です。
地盤の状態や近隣の建物との関係性など、他の要素も考慮する必要があります。
・総合評点1.0以上~1.5未満(○):一応安全、でも注意が必要
一応、倒壊しないとされますが、注意が必要です。
特に、この評価を受けた場合は、定期的な耐震診断やメンテナンスが推奨されます。
・総合評点0.7以上~1.0未満(△):危険信号
倒壊する可能性があるとされ、耐震補強が必要です。
この段階での対策は急募で、専門の耐震設計士に相談することが強く推奨されます。
・総合評点0.7未満(×):緊急対策が必要
倒壊する可能性が高く、緊急な対策が求められます。
この段階では、速やかに専門家に相談し、耐震補強工事を行う必要があります。
□まとめ
耐震診断は、一般診断法と精密診断法の2種類があり、それぞれに特徴とメリットが存在します。
また、耐震診断の結果は4段階で評価され、その評価によっては耐震補強が必要となる場合もあります。
安全な生活のために、耐震診断をしっかりと理解し、適切な対策を講じましょう。
西東京市・小平市・東久留米市周辺で、耐震診断にお悩みの方はぜひ当社にご相談ください。