木造2階建て住宅の耐震工事にかかるコストは?減税できる可能性もあります!

木造2階建ての住宅にお住まいの方は、多くいらっしゃると思います。
 
しかし、2階建ての場合、地震が起きた際に揺れが大きくなり不安になりますよね。
その不安を和らげるためにも、耐震工事を行うのがおすすめです。
今回は、耐震工事の費用相場と具体的な工事方法、さらには減税制度の活用方法について解説します。
 

□木造2階建て住宅の耐震工事を行う際の費用相場

 
ここでは、木造2階建て住宅の耐震工事にかかる費用の相場について見ていきましょう。
 
1:木造住宅(2階建て)の費用相場
 
木造2階建て住宅の耐震リフォーム費用は、建物の状態や工事内容により変動します。
 
しかし、おおむね次の範囲内で収まることが多いです。
 
2:工事内容別の費用
 
筋交いを施工する工事では、1箇所あたり5万円から20万円が目安です。
 
一方、耐震パネルを壁に施工する工事では、25万円から65万円が相場です。
また、屋根の軽量化は、80万円から150万円程度が必要です。
 
3:築年数による影響
 
築年数が経過した物件では、基礎の補強やシロアリ対策など、追加の工事が必要になることがあります。
これらの工事は費用を増加させる可能性があるため、予算を計画する際には注意が必要です。
 

□耐震工事後の減税制度とその活用法

 
耐震リフォーム後には、様々な減税制度を活用できます。
これらの制度を利用することで、工事費用の一部を節約できるのです。
 

*減税の種類と条件

 
住宅ローン減税では、10年以上の住宅ローンがある場合、ローンの年末残高の1%を所得税から控除できます。
また、投資型の所得税減税では、上限25万円までの標準的な工事費用の10%を所得税から控除できます。
 

*固定資産税の軽減

 
固定資産税では、耐震リフォームを行った住宅について、家屋面積120平方メートルまでの1年度分の固定資産税を半減できます。
 

*工事証明書の発行と利用方法

 
これらの減税制度を利用するには、「増改築等工事証明書」の発行が必要です。
建築士が在籍するリフォーム会社に依頼すると、効率的に工事と証明書の取得を行えます。
 
当社は、西東京市・小平市・東久留米市周辺で耐震工事や耐震診断を行っております。
経験豊富な建築士が担当しますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
 

□まとめ

 
木造2階建て住宅の耐震工事には、筋交いの施工、耐震パネルの取り付け、屋根の軽量化など様々な方法があり、費用相場は25万円から200万円程度です。
また、工事後には、住宅ローン減税や投資型所得税減税、固定資産税の軽減など、様々な減税制度を活用できます。
 
これらの制度を理解し、正しく利用することで、耐震リフォームの経済的負担を軽減できるのです。
ぜひ活用した上で、地震に強い家を実現しましょう。