家に住みながらできる耐震工事の種類とは?注意点も解説します!

住宅の耐震リフォームを検討するにあたり、できれば住みながらリフォームを進めたいとお考えの方も多いはずです。
仮住まいをしなければいけない工事であれば、躊躇してしまうこともあるでしょう。
今回は、家に住みながらできる耐震工事とその注意点についてご紹介します。

□家に住みながらできる耐震工事の種類

*外壁の耐震リフォーム

耐震性のための外壁を取り付けることで、強度を上げるリフォームです。
まず古い外壁を外してから内部を補強し、その後下地処理をして外壁材を取り付けます。
外壁の耐震リフォームは住みながら施工可能で、室内の家具を移動させる手間もありません。
尚、外壁の耐震リフォーム後のメンテナンス(塗替え等)は、約10年に1度行うのがおすすめです。

*天井と床を剥がさない耐震リフォーム

耐震パネルや構造用合板を壁に取り付けて建物の強度を高める方法です。
木造住宅の耐震強度を高めるために、柱の間に筋交いという木材やブレースと呼ばれる鉄筋を取り付けることがありますが、この方法は天井と床を剥がさないと施工できません。
耐震パネルや構造用合板など、面材であれば床から天井までの取付で耐震強度を高められます。

1981年に建築基準法が改正されたため、それ以前に建てられた建物におすすめのリフォーム方法です。

ただし、筋交いは床・天井を剝がさないと施工できないことには注意しておきましょう。

*部屋ごとに順番に行う耐震リフォーム

部屋ごとに順番にリフォームを行う方法です。
リフォーム期間中でも、工事をしていない部屋で生活を続けられます。
全ての部屋の耐震リフォームができるため、安全性も高くなります。

しかし、住宅の劣化状況によっては、住宅全体の耐震リフォームができないこともあります。
そのような場合は、滞在時間の長い部屋を優先してリフォームし、耐震強度を上げましょう。
破損箇所が見つかった場合や住宅の築年数が古くなったタイミングがおすすめです。

□家に住みながら耐震工事をする際の注意点

1.荷物の移動が必要
工事をする部屋は、作業スペースの確保や家財の損傷を避けるために空室にしなければいけません。
荷物を収納するための部屋がない場合には、生活スペースに荷物を置くことになるため、ストレスに感じることもあるかもしれません。
工事が複数箇所あって部屋ごとに工事を進める場合は、荷物の移動があり、家にいても落ち着けない可能性があることに注意しましょう。

2.暮らしのスペースが変化する
荷物の移動に伴って、暮らしのスペースが変化します。
例えば、寝室が変わったり日中に過ごす場所が限られたりします。
特に、家で過ごす時間が多い方は、いつも過ごす場所が使用できないことに大きなストレスを感じてしまったり、職人の出入りや工事の音が気になることもあるかもしれません。

□まとめ

外壁の耐震リフォーム、天井と床を剥がさない耐震リフォーム、部屋を順番に移動しながらの耐震リフォームは家に住みながら進められます。
一方で、家に住みながらリフォームをすると荷物の移動が必要になったり、暮らしのスペースが変化したりするため、不便に感じてしまうこともあるという点に注意しましょう。
西東京市・小平市・東久留米市周辺でご自宅の耐震リフォームをお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください。