耐震診断の結果の見方を解説!家の弱点を知りましょう!
地震が発生した際には、建物の倒壊によって命を落としてしまう可能性もあります。
このような事態を避けるために、今のうちから建物の耐震性能について把握し、必要であれば補強をしましょう。
今回は、耐震診断の必要性と耐震診断結果の見方について紹介します。
□耐震診断の必要性
平成7年に発生した阪神淡路大震災、そして平成28年に発生した熊本地震では、共に非常に多くの建物が倒壊したことで多くの方が犠牲となりました。
阪神淡路大震災では、亡くなられた方のほとんどが建物の倒壊による被害だといわれています。
また、熊本地震においても旧耐震基準によって建てられた古い建物による被害が多く発生しました。
耐震診断では、建物が大きな地震が発生した際に耐えられるかどうか診断するものです。
現在の家屋がどのくらいの耐震性能を備えているのかを把握でき、必要に応じて耐震工事をすることで私たちの身を守れます。
耐震診断を受けることは、大地震から身を守るための第一歩となります。
□耐震診断結果の見方について
耐震診断の結果は、4段階で判定されます。
上部構造評点が1.5以上は「倒壊しない」、1.0〜1.5未満は「一応倒壊しない」、0.7〜1.0未満は「倒壊する可能性がある」、0.7未満は「倒壊する可能性が高い」となっています。
また、診断書には現地調査の結果が記載されています。
そこから、基礎や屋根、壁の仕様など建物の現状について把握できるため、結果を悪くしている要因を見つけ出せます。
特に、建物の重さについて注目しましょう。
建物の重さは、「軽い建物」「重い建物」「非常に重い建物」の三段階で判定されます。
建物の重さは耐震性と深くかかわっており、重くなるほど判定結果が悪くなってしまいます。
さらに、耐震診断では劣化具合についてもチェックします。
旧耐震基準で建てられた木造住宅は経年劣化も進んでいるため、木材が腐食してしまっている可能性があります。
また、うちの家は新しいから大丈夫だと思っていてもシロアリなどの被害が発生していることもあります。
このような被害は地震の発生時に家屋倒壊の原因となる危険性があります。
まだ大丈夫だと安心せず、耐震診断を行って耐震性について確認しましょう。
□まとめ
耐震診断を受けることは、大地震から身を守るための第一歩です。
耐震診断結果をもとにどの箇所に問題があるのか確認して、必要に応じて耐震補強を行いましょう。
当社では公的助成金の対象となる耐震診断を無料で行っています。
西東京市・小平市・東久留米市周辺で耐震診断を検討されている方は、ぜひご相談ください。