吹き抜けは地震に弱い?耐震性のある木造住宅にするポイントを解説!
地震の発生時に、家の形状によって地震に強い家と弱い家があることをご存じでしょうか?
地震によって建物が倒壊してしまうと非常に危険です。
ぜひ、今から家を建てられる方は地震についても考慮し、地震に強い家を建ててみてはいかがでしょうか。
□地震に弱い木造住宅の形
いつ起きてもおかしくない巨大地震の対策のため、地震に強い家が注目されています。
そんな地震に強い家の形は「シンプルな形」です。
具体的にその特徴について解説していきます。
*平面形状がシンプル
真上から建物を見た場合に凹凸がなく、正方形や長方形に見えるような形です。
家の各面が一体となっており、地震の衝撃を受けにくい特徴があります。
四角形の家であると、壁で囲まれていることから地震の力を吸収できるともいわれています。
*立面形状がシンプル
建物を真正面から見た場合にでっぱりや凹凸がなく、正方形や長方形のような形です。
1階と2階が同じ形でつくられた総2階建ての家は、正方形や長方形などシンプルな形となります。
また、2階部分が1階部分より小さい場合は、2階部分ができる限り1階部分の真ん中の上にあると地震に耐えやすい形となります。
*平屋
階層が1階層の建物です。
一般的な平屋は、建物の高さが低くシンプルな形をしています。
高い建物の方が揺れを感じやすい一方で、1階建ての建物は揺れを感じづらいという特徴があります。
振動の力を分散しやすいつくりであるため、揺れにくく倒壊リスクも低い傾向があります。
□吹き抜けにしたい方必見!耐震の強い家にするためのポイント
リビングなどの吹き抜けは、開放的で魅力的なものであるから、取り入れたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、耐震性を損ないやすいつくりともいえます。
そのため、吹き抜けの大きさは8畳までがおすすめです。
さらに、吹き抜けの周囲3方あるいは少なくとも2方は、平面的に剛床で囲む必要があります。
剛床とは四角く組まれた梁の上に構造用合板が直接張られた床です。
四角形がねじれてしまうのを防ぐという効果があります。
最近はフローリングの下地を兼ねていることもあるため、下地が構造用合板なのか、そして厚みがどのくらいなのかを確認しましょう。
□まとめ
地震に強い家の形状は、「シンプルな形」です。
上から見ても正面から見てもシンプルな四角形の家が好ましいでしょう。
また、吹き抜けを取り入れたいという方は耐震性を損なわないように注意しながら取り入れてみてくださいね。
西東京市・小平市・東久留米市周辺にお住まいの方で地震に強い家を建てたいとお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください。