木造住宅は地震に強い?住みやすい木造住宅を解説
家づくりの際には、やはり地震についての不安が伴いますよね。
日本は地震大国であり、今後の大地震の発生についても懸念されています。
これから家を建てられる方の中には、木造住宅の耐震性能について不安や疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、木造住宅の地震の強さと木造住宅の工法について解説します。
□木造住宅は地震に強いのか?
木造住宅は地震に弱いのではないかとお考えの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、実は木造住宅は決して地震に弱くはありません。
実際、日本には建てられてから数百年経つ神社や仏閣が多くあります。
地震の振動エネルギーは建物の重さに比例しています。
そのため、コンクリートや鉄よりも軽い木材で建てられた住宅は揺れが一番少ないです。
さらに、木材は曲げの力に対しても強いです。
同じ重さで材料の強さを比較すると、木材は圧縮に対して、鉄の約2倍、コンクリートの約9.5倍もあります。
また、意外に耐火性もあり、木材は表面が炭化すると内部までは燃焼しません。
そのため、一定以上の断面がある木材は、火に耐えられます。
このように、軽いうえに強い木材の特性を生かして耐震性能を備えた住宅であれば、十分に地震に強い家だといえます。
□地震に強く住みやすい木造住宅について
ここからは、木造住宅の工法について解説します。
・木造軸組工法
柱と梁で補強して骨組みをつくる手法です。
柱には梁を渡して、屋根を先に建築する、古くから伝えられてきた伝統的な工法です。
・木造壁式工法
ツーバイフォーともいわれています。
2インチ×4インチの木材でつくったパネルを組み立てる手法です。
以前は、面で住宅を支えている木造壁式工法の強度が高いといわれていました。
しかし、技術が進歩したことにより木造軸組工法の耐震性が高まり、現在は耐震等級3に対応する住宅の施工も可能です。
しかし、耐震等級が高く揺れに強い建物であれば完璧だとは言えません。
間取りや風通し、デザイン性など、様々なバランスが取れてこそ、地震に強く住みやすい住宅となります。
□まとめ
木造住宅は地震に弱いのではないのかとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は木造住宅は揺れが少なく耐火性も備わっているため地震に強いのです。
そのため、地震に不安のある方もぜひ素敵な木の家づくりを行ってみてはいかがでしょうか。
また、住みやすい家にするためには耐震性だけでなく間取りやデザイン性などバランスの取れた住まいを実現してくださいね。
西東京市・小平市・東久留米市周辺で木造住宅を検討されている方は、ぜひ当社までご相談ください。