プレート境界での地震と活断層での地震は何が違う?それぞれの地震の種類を解説!

地震にはいくつかの種類があることをご存じでしょうか。
例えば、プレート境界で発生する地震や活断層での地震があります。
これらは発生するメカニズムも特徴も異なります。
地震の種類やプレート境界での地震と活断層での地震の違いを解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

□種類によって異なる地震のメカニズムについて

地震には、主に3つの種類があります。
種類によって発生するメカニズムが違うため、それぞれについて解説します。

*プレート境界型地震

プレートが原因の地震です。
プレーとは、岩石で形成された地球を覆う層です。
地球全体では十数枚のプレートが重なって海底や地面を形成します。
2011年に発生した東日本大震災は、このプレート境界型地震です。

プレートが跳ね上がったりずれたりすると、地震が発生します。
また、海底に震源があるうえにプレートが跳ね上がったことで発生した地震は、津波を伴うこともあります。

*断層型地震

活断層が原因の地震です。
この地震は、1つのプレートの中で発生します。
プレートは様々な方向からの圧力を受けています。
それに耐えられなくなってしまうと、プレートにひびが入ったりずれたりして、その際に地震が発生します。

1995年に発生した阪神淡路大震災は、この断層型地震でした。
活断層が存在する地域では、この地震の発生リスクが高いです。

*火山性地震

火山の噴火活動やマグマの動きなどが原因の地震です。
この地震は、プレートに関係なく発生します。
活発に活動をしている火山の近くで発生しやすく、連続で地震が起こることもあります。

□プレート境界での地震と活断層での地震の違いとは?

先ほど紹介した、プレート境界型地震はプレート境界での地震、断層型地震は活断層での地震です。
これらは、いくつか違いがあります。

まず、発生頻度です。
プレート地震は100年に1回程度の発生であるのに対して、活断層での地震は、1つの活断層において1000年から1万年程度です。
また、マグニチュードの最大値を比較するとプレート境界での地震の方が大きいです。

揺れ方にも違いがあります。
活断層での地震は、近くから発生するため、揺れ方は短周期での要素が多く、持続時間は短いです。
一方で、プレート境界での地震は遠くから発生するため、長周期の要素が多く、持続時間も長いです。

□まとめ

「プレート境界型地震」「活断層型地震」「火山性地震」が発生するメカニズムはそれぞれ異なります。
また、プレート境界での地震と活断層での地震は発生頻度、揺れ方が異なることを解説しました。
ぜひ、地震に関する知識を深めて地震対策を行ってくださいね。
また、西東京市・小平市・東久留米市周辺で地震対策を行いたい方は、ぜひ当社までご相談ください。