日本の地震の歴史とは?地震と住宅の歴史についても解説!
地震大国である日本では、大昔から地震の発生が記録されています。
また、住宅と地震は密接な関係にあり、大地震が発生するたびに法令は改正されてきました。
今回は、大昔に日本列島で発生した地震災害と地震と住宅の歴史について解説します。
□大昔に日本列島で発生した地震災害について
日本書紀には、古代に発生した地震について多くの記述があります。
日本最古の地震の記録は、允恭(いんぎょう)天皇5年7月14日の項に、記されているものです。
西暦で言うと416年8月23日です。
しかし、これらの記述からは、どこを震源として発生したのか、どのくらいの規模で被害はどの程度だったのか、推測できません。
明らかに災害を伴う最古の地震として記されているのは、599年5月28日に発生した大和の地震です。
この記述によると、当時の人々は地震が神の仕業だと考えていたことが分かります。
さらに、679年1月には、筑紫(つくし)の国で大地震が発生し、多くの農家が倒壊しました。
家は全く崩れなかったものの、岡が崩れ落ち、土砂とともに家が移動しました。
地震の発生とともに大規模な地滑りが発生したことが分かります。
□地震と住宅の歴史について
建築基準法は地震の歴史ともいえます。
法令は大地震によって被害を受けるたびに、建物の強度を高めるために改正されてきました。
1981年に建築基準法は改正されました。
ここで定められた内容は、震度6〜7の地震で倒壊しない程度の強度を確保することとなっています。
しかし、建築基準法によって建てられた家は地震で壊れないというわけではありません。
建物が壊れても居住者の命を守ることを目標としたものが、建築基準法でした。
2000年には、木造住宅に対して客観的なガイドラインができました。
さらに、2009年には長期優良住宅の促進に関する法律が定められ、長期優良住宅としての認定を受けるために耐震等級2以上が必要とされています。
2016年に発生した熊本地震では、震度7クラスの地震が短期間で2度も起こりました。
地震が連続して発生することは、建築基準法や長期優良住宅において想定されていなかったため、今後の大きな課題となりました。
□まとめ
地震大国である日本では、昔から地震が発生していました。
また、地震の発生に伴って建築基準法は改正されています。
いつの建築基準法に基づいて建てられた建物なのか、十分な耐震機能が備わっているのか確認しておくことが大切です。
当社では、地震に備えて耐震診断を行っています。
西東京市・小平市・東久留米市周辺で、耐震性を高めたいとお考えの方は是非ご相談ください。