新耐震基準の住宅にお住いのあなたへ・・・ 「減災」のすすめ
2016年4月14日・16日
熊 本 地 震 発 生
熊本県益城町での木造住宅全体の被害は1541棟
その中でも、国が今まで「耐震性あり」とみていた
「新耐震基準」(S56~H12)の住宅の被害は・・・
倒壊・大破が 約20%(161棟)
小・中破を含めると 約80%(698棟) となっています。
「新耐震基準」の住宅の多くが下図のようにホールダウン金物(ホゾ抜け防止金物)が
なかったため倒壊したと分析されています。
これを受けて国では、「新耐震基準」で建築された木造住宅の耐震性を検証する方法
(新耐震木造住宅検証法)を公表し住宅の倒壊を防ぐ接合部の確認チェックを推奨しています。
― 「新耐震木造住宅検証法」― ・・・国交省HPにリンクします。
「新耐震基準」(昭和56年6月以降~平成12年5月以前)の住宅は壁が強くても柱の接合が弱く
阪神淡路大震災でも多くの住宅が土台から柱が抜ける”ホゾ抜け”が原因で倒壊してしまいました。
この被害を機に平成12年6月に建築基準法が改正され柱にかかる引き抜け力に応じた耐力の
ホールダウン金物等を設置することになりました。
「新・新耐震基準」、「2000年基準」などと呼ばれています。
現在の木造住宅はこの基準で建築されています。
このように新築と同様、ホールダウン金物(ホゾ抜け防止金物)を設置することで
お住いの倒壊のリスクを軽減することができます。
耐震補強の様に本格的に強い家を作るには、費用がかかりすぎてしまいます。
工事にかけられる費用やこの先何年住み続けたいのか?
といった現実を踏まえた費用対効果の高い対策
『減災』を御検討ください。
具体的には・・・
外付けのホールダウン金物「かぞくまもる」で費用をおさえて
新築と同じ効果で同じ箇所に設置することをおすすめします。
「新耐震基準」(昭和56年6月~平成12年5月)に建築された建物の場合、
建物の4隅に設置することで、倒壊の危険性を大幅に減らします。
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