「耐震診断」=「ホームインスペクション」??
お久しぶりです!!
先日、中古住宅の購入を検討されている Aさま より
HPのお問い合わせをいただきました。
「現在中古住宅の購入を検討していて、希望に合いそうな物件を見つけ購入を考えているのですが、古い住宅なので、無料の耐震診断をしてほしい」
との、ご依頼でした。
仲介業者様からカギを預かり、診断します。
『無料』ですが、有料の耐震診断と同様・・・いや、それ以上に細かくお家の内外、床下、小屋裏の隅々まで調査します。
出来る限り調査することが、診断の正確さ、精度が増し、
しいては、補強箇所が減り、工事費用の減額につながるからです。
調査結果を事務所に持ち帰り、
現状の耐震性・・補強設計・・工事見積りです。
診断結果の提出まで、通常1週間から2週間いただいております。
そんな最中に Aさまから
「耐震結果はともかく、シロアリや雨漏りはありませんでしたか?」
と、聞かれ・・・
「はい、その点については問題ありませんでした。 良く手入れされている建物ですよ。」
・・・と、お答えすると・・・
な・なんと・・・その後音信不通・・・というか一方通行
中古住宅を購入するにあたり、建物の現状を把握する事は大切です。
知りたいことも山々だと思います。
とはいえ、まだ購入を決定していないのに、調査のために費用をかけたくない気持ちもよく分かります。
わかりますが・・・
耐震診断を『無料』で行なっているのは、ご自宅や購入された中古住宅の耐震性がご心配な方が
少しでも費用負担を減らし、安心な暮らしができるお住まいにしていただきたい・・・からなんです!!
また、床下や小屋裏などの調査で、シロアリや雨漏りも確認しますが、
それだけでなく、建物の地震に対する強さを確認し、
倒壊のおそれがないように補強することが「耐震診断」の目的です。
残念ですが、
今回は『無料』でのシロアリ・雨漏り・防水などの調査「インスペクション」が Aさまの希望だったのかもしれません。
Aさまが、その点で不安なく、ご購入できたのであれば良しと考えるしかありません。
その後、診断結果と補強計画・御見積りはメールで送付させていただきました。
気がかりなのは、「耐震性」が基準に満たなかったこと・・・
ご購入後でも、是非安心な暮らしの為に「耐震補強」を検討していただきたい!!
そう願っている、今日この頃です。